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ヘクター・バルボッサ(Hector Barbossa)とは、カリブの獰猛な伝説の海賊でありカスピ海海賊長である。怪しい道徳観を持つキャプテンで、から復活した卑しい海賊であるバルボッサは自らの運命を支配する強力な戦士である。残虐にして狡猾、恐れを知らない大胆さに経験を併せ持つバルボッサはキャプテン・ジャック・スパロウの最大の敵であった。

若い頃、バルボッサは真っ当な船乗りであったが、海賊としてより安易な道を選んだ。もともとスクーナー船<コブラ号>のキャプテンであったが一等航海士としてジャック・スパロウの<ブラックパール号>の一員に加わった。しばらくはスパロウの指揮に従っていたバルボッサだったがイスラ・デ・ムエルタコルテスの宝を見つける前に反乱を起こし、スパロウを孤島に置き去りにした。詳細は定かではないが、バルボッサはこの後、前任の海賊長から銀貨を手に入れカスピ海海賊長に就任した。アステカの呪いにかかったバルボッサと乗組員たちは呪いを解くため浪費した金貨を探しまわる羽目になる。10年後、乗組員であったブーツストラップ・ビルの息子ウィル・ターナーによって呪いは解かれ、バルボッサはかつてのキャプテン、ジャック・スパロウによって殺害された。

死でさえもキャプテン・バルボッサの本当の最期ではなかった。彼は女神カリプソの人間の姿であるティア・ダルマによって生者の世界に蘇る。彼女はバルボッサを蘇らせる代わりに自分を人間の体から解放するよう要求した。ジャック・スパロウをデイヴィ・ジョーンズの墓場から救出したバルボッサは、デイヴィ・ジョーンズと<フライング・ダッチマン号>を制御するカトラー・ベケット卿と対決すべく評議会を招集した。この出来事の後、バルボッサは黒ひげの攻撃により右足と<ブラックパール号>を失い国王ジョージ2世に忠誠を誓って公賊へと変化を遂げた。<プロヴィデンス号>の指揮を任されたバルボッサは生命の泉捜索に加わって黒ひげへの復讐の機会をうかがいつつジャック・スパロウと再会する。

経歴

生い立ち

ほとんどの海賊と同じくバルボッサもイングランドのウェスト・カントリー出身で、母親はアイルランド人であった。父親については全く不明であるが、苗字からポルトガルやスペイン系であると考えることもできる。バルボッサが海賊に身を投じる前のことは謎に包まれているが貧困という背景から13歳で海に逃げ出したことがわかっている。まっとうな船乗りでいるよりもルールを破った方が得るものが大きいと知った彼は狡猾なならず者へと変貌を遂げた。

海賊

最初の指令

HectorWanted.jpg

ヘクター・バルボッサの手配書

バルボッサの初期の冒険についてはあまり知られていないが彼が有能な海賊であったことはわかっている。40代前半にして彼は小型スクーナー<コブラ号>のキャプテンを務めていた。バミューダ北部の海で象牙を積んだフランスのバーク船を略奪した<コブラ号>は別の海賊船から襲撃を受ける。船は沈没しバルボッサは溺死しかけたがふたりの乗組員、ピンテルラゲッティによって命を救われた。2ヶ月後、バルボッサと乗組員はトルトゥーガにてカリブ海賊長ドンラファエルに雇われた。ドン・ラファエルは彼らを難破船入江へと連れて行き、そこでバルボッサが自身の船に起きた悲劇について集まった海賊に話して聞かせた。この会合においてバルボッサは初めてジャック・スパロウに会った。

難破船入江

数ヵ月後、ジャック・スパロウが<コブラ号>を沈めた船を解明した。それはバルボッサの旧友にしてカスピ海海賊長、ロシア人海賊ボリス・"ボルヤ"・パラチニクの<コルダーニャ号>であった。ジャックはすぐにこの情報を伝え、バルボッサは<コルダーニャ号>がはぐれ海賊船であると確認した。掟の番人、キャプテン・エドワード・ティーグとドン・ラファエルが甲板に集い、ボルヤの船の捜索に乗り出した。

その後、ティーグが調査のための正式な召集をかけ海賊長たちが海賊の館に集合した。会合において証人たちがそれぞれ証言を行ったがボルヤと特定するには根拠が薄かった。ティーグは海の支配者デイヴィ・ジョーンズを呼び出すことに決めた。海賊評議会は魔法を用いて海の王国で起きたことをすべて知っているジョーンズをティーグの船<トルバドゥール号>に召喚した。ボルヤの罪について訊かれたジョーンズは、彼こそがはぐれ海賊であり彼とその部下たちが容赦なく魂を海底に送り込んでいると話した。

銀貨の受領

ボルヤと部下たちは皆捕獲され絞首刑が言い渡された。ボルヤはまた、彼の指揮下にいたはぐれ海賊のひとり、<ラ・ヴィペール号>キャプテン・クリストフ=ジュリアン・ド・レイピアについても白状した。このフランスの海賊と乗組員たちもすぐに投獄された。数日後、バルボッサが牢屋を訪ねるとボルヤは船を破壊したことを謝罪した。さらにボルヤは、彼が持つもっとも貴重な海賊長としての証である銀貨、木の塊をバルボッサに渡しカスピ海の新たな海賊長に任命した。しかしこのときバルボッサは銀貨の意味を知らずボルヤもその重要性について説明をしなかった。彼はバルボッサを船なしのキャプテンにすることを防ぐため、<コブラ号>の代償として<コルダーニャ号>を譲り渡すことを約束した。

数時間後、バルボッサは酒場でジャック・スパロウとドン・ラファエルの孫エスメラルダに会い、ボリスからもらった木片を見せた。ジャックとエスメラルダはそれが銀貨であるということを知っており、すぐにキャプテン・ティーグに見せるよう助言した。

ところがその夜、はぐれ海賊はジャックを誘拐して<コルダーニャ号>と<ラ・ヴィペール号>で逃走する。バルボッサはキャプテン・ティーグのはぐれ海賊狩りに参加しようと考えていた。彼は銀貨を安全に保管しておくため、片目を失っていた部下ラゲッティに意味を教えず、義眼として木片を預けたのであった。

<ブラックパール号>にて

一等航海士

その後、なんらかの事情によりバルボッサはラゲッティと銀貨との接触を失っていた。はぐれ海賊が難破船入江から脱出して5年後、バルボッサはトルトゥーガでジャック・スパロウが指揮を執る<ブラックパール号>の乗組員に加わり一等航海士に任命された。一同はティア・ダルマの命令により、シャドウ・ロードが海賊評議会を壊滅させるのを防ぐためシャドウ・ゴールドという7つの魔法の液体を回収すべく極東に旅立った。バルボッサとスパロウは東インド貿易会社シャドウ・アーミーに追われながら世界を周り、やがて海賊評議会の海賊長たちの協力によりシャドウ・ロードを葬り去ることに成功した。

<ブラックパール号>の反乱

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キャプテン・バルボッサとその乗組員たち

シャドウ・ゴールドの冒険から2年後、<ブラックパール号>はエルナン・コルテスの失われた宝を発見するためイスラ・デ・ムエルタに針路をとった。バルボッサは財宝に呪いがかけられているというジャック・スパロウの話を信じることなく、「愚かな迷信」と考えて捜索を続けようとしていた。カリブ海地域に存在するイスラ・デ・ムエルタを見つけられるのはすでにその場所を知っている者のみであったが、キャプテン・スパロウは正確な位置を記した地図を持っていた。海に出て3日目、バルボッサはジャックからうまく方角を聞き出すことに成功した。当時「忠実な」一等航海士を信用しきっていたジャックは島を発見するのに役立つと考えて喜んで情報を提供した。

その夜、バルボッサは乗組員を説得してジャックへの反乱に仕向けた。一行はジャックをに置き去りにするとふざけて彼を島の「総督」に任命し、暑さと乾きに耐えきれなくなったときのために銃弾一発が入ったピストルを残して出航した。バルボッサの指揮下に置かれた<パール号>はイスラ・デ・ムエルタを目指して一直線に進んでいった。これ以前にペットのサルを手に入れていたバルボッサはかつてのキャプテンにちなんで「ジャック」と名付けていた。ジャックの情報に基づいてイスラ・デ・ムエルタにたどり着いた乗組員たちは洞窟の中で宝を発見する。巨大な石の櫃の中には、かつてスペイン人の大虐殺を止めようとアステカの人々がエルナン・コルテスに贈った882枚の同じアステカの金貨が納められていた。コルテスはこの贈り物を受け取ってもなお、殺戮をやめなかった。伝説によれば、アステカの神々が殺された人々の復讐として金貨に呪いをかけたという。この金貨を盗んだ者は誰であれその呪いの効果を受けると考えられる。乗組員たちはジャック・スパロウが語った伝説を無視して金貨をすべて奪った。トルトゥーガに戻った一行はしばらくして金貨のすべてを楽しみのために使い果たしてしまった。

アステカの呪い

「月の光が我々の正体を暴き出す。この世のものではないから死ぬことも許されない。だが死んでもいない」
―ヘクター・バルボッサ[出典]
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月明かりにさらされて真の姿を見せるバルボッサ

味覚も満腹感も感覚も失った一行はやがて伝説が事実であったと思い知る。その中でも月光にさらされると生者でも死者でもなくどれだけ傷つけられても死ぬことがないという、真の姿であるアンデッドのスケルトンに変化してしまうという状態が一行をもっとも苦しめた。そのため、乗組員たちはすぐさますべての金貨の回収に旅立ったのであった。

乗組員の中にひとりだけ、ジャックの無人島置き去りに反対していた者がいた。それは金貨を息子に送り、ほかの乗組員たちに呪いは当然の報いだと話していたブーツストラップ・ビル・ターナーであった。逆上したバルボッサは「ブーツストラップのブーツストラップ」を大砲に縛り付けるよう命じ、死ぬことができないブーツストラップを身動きがとれない海の底へと突き落とした。バルボッサはどうにかして、金貨をすべて櫃に戻し血を流して償えば神々の呪いは解かれ自由になれると知った。この計画を元に、バルボッサたちは近くにある金貨の存在を感知できるという能力を利用しつつ宝の回収を行った。

失われたメダル

呪いにかかってから2年後、<パール号>は金貨を載せたを襲撃した。乗組員たちは金貨を発見できず、燃えさかる残骸を背に接近する<ドーントレス号>との戦いを避けた。また、詳細は不明であるがバルボッサは何年も前にボルヤから手に入れていた木片の意味を知り新しいカスピ海海賊長に就任した。

呪いからの解放

ポート・ロイヤル襲撃

「まず、君を帰してやる話は条件になかった。よってなんの義務もない。第二に、海賊なら掟が適用されるが君は違う。第三に、掟は規則と言うよりもどちらかと言えばただの心得だ。<ブラックパール号>へようこそ、ミス・ターナー」
エリザベス・スワンに対してヘクター・バルボッサ[出典]
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ポート・ロイヤルを攻撃する<ブラックパール号>

それから8年間、乗組員たちは新世界の植民地で襲撃と略奪を繰り返しアステカの金貨を集めた。やがて彼らは1枚を除いてすべての金貨を櫃に戻した。ある日、バルボッサと乗組員たちはその金貨の存在を感知する。一行は金貨の「呼びかけ」に応えてイギリスの入植地であるポート・ロイヤルにたどり着いた。彼らは曇りの闇夜に紛れて奇襲攻撃を仕掛けた。呪いの効果により不気味な霧に包まれていた<パール号>は位置を知られることなくポート・ロイヤルを砲撃することが可能だった。バルボッサは砲手にフォート・チャールズの攻撃を命じる。彼は砦に敵を引きつけてから金貨の回収部隊を地上に送り込んだのであった。

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<ブラックパール号>におけるバルボッサとエリザベスの交渉

やがて、略奪品を積んだボートが船に戻ってきた。ふたりの乗組員、ピンテルラゲッティは若い女の人質を伴ってきた。甲板長が人質を連れてきた理由を尋ねるとこの女性はキャプテンと交渉するためにパーレイを申し入れたためだと答えたが勝手に口を開いてことで殴られてしまった。バルボッサはこれを見咎め甲板長を叱責すると女性に謝罪した。彼女は勇敢にもポート・ロイヤルからの撤収を要求し従わなければアステカの金貨を海に捨てると脅した。バルボッサは彼女が首から提げていたメダルの必要性を隠そうとしたが、彼女は8年前にイングランドから大西洋を横断するときに<パール号>を見ていた。バルボッサが名前を尋ねると彼女はエリザベス・ターナーだと答え総督の屋敷のメイドだと説明した。「ブーツストラップ」の子供を見つけたと考えたバルボッサはついに呪いが解けると信じて内心ほくそ笑んだ。そしてメダルと引き替えにポート・ロイヤルを離れるよう命令を下したのであった。メダルを渡した「ミス・ターナー」は自分を降ろすよう要求したが、バルボッサは彼女の身柄については交渉に含まれていなかったとしてこれを拒否した。そして呪いを解くため<パール号>はイスラ・デ・ムエルタへと向かった。

イスラ・デ・ムエルタ

「いくら飲んでも酔わない。食い物は舌の上で灰となる。どれだけ美しい女を抱いても心は癒やされない。我々は呪われたのだ。欲望が満たされることがなくなった。欲に駆られた末の報いだ」
―エリザベス・スワンに対してヘクター・バルボッサ[出典]
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「海賊のメダル」についてエリザベスに説明するバルボッサ

<パール号>がイスラ・デ・ムエルタに向かう中、バルボッサはエリザベスを客人として迎え入れ、夕食のゲストとして客室に招待した。呪いが解けたときのために常に保存してある食料が調理され並べられた。バルボッサは食事をするエリザベスを羨ましげに眺めていた。バルボッサが食事を勧めるだけで食べようとしないことに不信感を抱いたエリザベスが毒を盛ったのかと尋ねると彼は面白がった。彼は殺しても全く意味がないと答え、エリザベスはなぜ同行しなければならないのかと質問する。バルボッサは乗組員と呪いの話を何も知らないエリザベスに聞かせ、呪いを解く最後の鍵が彼女の血の犠牲であると説明した。するとエリザベスは駆けだして客室から逃げようとした。彼女を追いかけたバルボッサはテーブルにあったナイフで胸を刺されてしまう。エリザベスは微塵も動揺を見せないバルボッサにショックを受けた。月夜の甲板に走り出た彼女は半死半生の骸骨乗組員たちと対面しパニックに陥る。バルボッサはボトルからワインを飲みながら月明かりの下に歩き出し自らもスケルトン状態になって呪いの効果を説明した。驚いたエリザベスは客室に戻り、その後の旅をずっとここで過ごした。バルボッサは彼女の背後でドアを閉じる大笑いしたのであった。

Barbossa Liz 7.jpg

ピンテルを撃つバルボッサ

イスラ・デ・ムエルタに到着すると、乗組員たちが戦利品を洞窟に運び込む中でバルボッサは儀式の準備を進めていた。短い演説を経てエリザベスの手のひらを儀式用ナイフで切ったバルボッサは彼女の血が付いた金貨を櫃の中に落とした。感覚が何も変わらないことからバルボッサは呪いが解けたか確かめるためにピンテルを撃つ。ピンテルは死ななかった。エリザベスに向き直ったバルボッサは本当にウィリアム・ターナーの子供なのかと尋ね彼女は違うと答える。しかし誰が本物のウィリアムの子供なのかは明かさなかった。苛立ったバルボッサがエリザベスを平手打ちした拍子に彼女の金貨が落ちた。乗組員たちは人違いをしたピンテルとラゲッティを責めたがやがて怒りの矛先は、呪いを筆頭にすべての決断で悪い方向に進んでいくバルボッサに向かった。しかしバルボッサが剣を引き抜いて決闘の意思を見せるとその優れた剣術に恐れをなした乗組員たちは立ち向かおうとせず非難をやめた。この対立は洞窟の出口に向かって鳴き声を上げるジャック・ザ・モンキーによって中断された。エリザベスが倒れていたところにすばやく目をやったバルボッサは彼女がいなくなっていることに気づいた。

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バルボッサとジャック・スパロウの再会

彼はエリザベスを捕まえるよう命令した。すぐに乗組員に呼ばれたバルボッサはそこにジャック・スパロウを見て愕然とした。バルボッサがどうやって島から脱出したのかと尋ねるとジャックは大切なことを忘れていたからだと答えた。それは彼がキャプテン・ジャック・スパロウだということだった。ジャックの自画自賛に苛立ったバルボッサはスパロウ殺害を命じた。ところがスパロウは落ち着き払ってエリザベスの血には効果がないと話した。ジャックの真意に気づいたバルボッサは乗組員たちに銃を下げるよう命令する。ジャックは誰の血が必要なのか知っていると明かした。この場で合意が得られなかったため、メダルを載せた<インターセプター号>はバルボッサの手の届く範囲から遠ざかっていった。

<インターセプター号>追跡

「撃て!」
―ヘクター・バルボッサ[出典]
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<パール号>におけるスパロウとバルボッサの交渉

乗組員とジャックは<パール号>に乗り込み猛然と<インターセプター号>の追跡を開始した。一方、バルボッサとスパロウはバルボッサの客室で取引を成立させようとしていた。ジャックはバルボッサに「彼の」船を返すよう求め、バルボッサを砂浜に降ろし出航するときに必要な血を持つ人物の名前を叫ぶと持ちかけた。バルボッサは「彼の」船を手放すことを拒んだが、ジャックが叫ぶ名前は本物であると信じていた。船室に甲板長が現れ<インターセプター号>が視界に入ったと告げると交渉は中断された。

バルボッサはジャックを営巣に閉じ込めるよう命じ<インターセプター号>に接近した。しかし機知に富む<インターセプター号>の乗組員たちは浅瀬に出て<パール号>を撒こうとしていた。小型で軽量の<インターセプター号>は難なく浅瀬を横断することが可能なのであった。そしてさらに軽くするため不必要な積み荷を捨て始めた。バルボッサは銃およびオールの準備を命令し浅瀬に入る前に<パール号>が<インターセプター号>に追いつくと踏んでいた。徐々に<パール号>に距離を詰められた<インターセプター号>は右舷主錨を浅瀬に降ろして岩に固定し<パール号>に向かって急旋回するという最後のトリックを見せた。バルボッサは素早く乗組員に旋回を命じ舷側砲をすべて用意させた。

The Intercepter moments before its destruction.png

沈没する<インターセプター号>

続く戦いにおいてバルボッサは<インターセプター号>を見ながら砲手に指示を出して指揮を執った。戦いの途中で<インターセプター号>の主帆が<ブラックパール号>の甲板に倒れかかるとジャック・ザ・モンキーがこの橋を渡って<インターセプター号>に侵入した。サルはすぐにメダルを持って戻り、後ろには営巣を脱出して<インターセプター号>に乗りサルを追いかけていたスパロウもついていた。バルボッサの乗組員たちは生存者を捕まえて縛り上げ、<インターセプター号>に爆薬を仕掛けたと聞いたバルボッサはメダルを手に船が粉々になるのを待ち受けていた。

<インターセプター号>が爆発した後、バルボッサたちの前に「ブーツストラップ・ビル」の息子、ウィル・ターナーを名乗る男が現れた。彼は銃で自殺して海に落ち、バルボッサに呪いを解くための血を渡すことなく死んでみせると脅しをかけた。バルボッサはターナーに条件を尋ねる。ターナーは前もってはっきりと示していた要求であるエリザベスの自由を約束させ、<インターセプター号>の乗組員に危害を加えないことも条件に入れた。バルボッサは同意し<インターセプター号>の乗組員を営巣に閉じ込めた。

スパロウとの取引

バルボッサ: 「その代わり殺すのをやめろと言うんだな?この若造を」
スパロウ: 「いや全然。若造は遠慮なく殺せ。でも後でだ。まだ呪いは解くな。ここぞという瞬間を待て。例えば...ノリントンの兵隊を殺してからだ。ひとり残らず全員」
―ヘクター・バルボッサとジャック・スパロウ[出典]
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スパロウに2度目の置き去りを言い渡すバルボッサ

だが、バルボッサはずるがしこくターナーの条件を逆手に取り、エリザベスを港に降ろす代わりに10年前にジャックを置き去りにしたに彼女を置いていくことに決めた。営巣から抜け出しバルボッサをだましたことからジャックもエリザベスの連れに加わった。ふたりを島に残したバルボッサはすべての材料がそろった<パール号>をイスラ・デ・ムエルタに向かわせる。間違いが起こらないようすべての血をかけるべきだという乗組員の要望を聞いたバルボッサはウィル・ターナーを殺すつもりであった。

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スパロウとの取引

<パール号>は戦闘で受けたダメージにより通常より遅くイスラ・デ・ムエルタに到着した。今度はウィル・ターナーを犠牲にしてバルボッサがもう一度儀式を始めようとするとまたもやジャック・スパロウが現れて一同を困惑させた。ジャックは<ドーントレス号>が外で待ち受けていると話した。儀式が中断されるとジャックは交渉を持ちかける。それはジャックを<パール号>のキャプテンにしてバルボッサが<ドーントレス号>を手中に収め、艦隊を率いて司令官になるということであった。これに釣られたバルボッサはジャックが戦利品の25%を納めることを条件に同意し、ジャックは大きな帽子をプレゼントすると約束した。バルボッサは乗組員たちに海底を歩かせ、ジャック、ウィルとともに戦いが終わるのを待った。

スパロウとの対決

バルボッサ: 「どうするジャック・スパロウ?俺たちは不死身なんだぞ。最後の審判の日までずっと戦ってるつもりか?ああ?」
スパロウ: 「じゃ降参すれば?」
―ヘクター・バルボッサとジャック・スパロウ[出典]
Fight on Isla de Muerta 19.png

決闘中のバルボッサ

バルボッサは再びジャックを信用し始め、彼は先の行動を読みにくい男だと言った。この信用もジャックがウィルを解放したことで終わり、ウィルが乗組員と戦う中バルボッサとジャックの決闘が始まった。やがて、ジャックに殺すことはできないとわかっていたバルボッサは武器を捨てる。スパロウはこのチャンスを利用して彼の胸を突き刺す。ため息をついたバルボッサはこの剣を抜くとジャックの腹を刺した。ジャックはこの致命傷にうしろによろめいたが月明かりの下で立ち止まると呪われた骸骨の姿の変化した。彼はバルボッサと話しているときに金貨を一枚盗んでいたのであった。

バルボッサ: 「10年間大事に取っておいた弾を無駄にするとはな(ジャック・スパロウに対して)」
ウィル・ターナー: 「無駄にはしてない」
バルボッサ: 「感じるぞ...寒い」
―呪いが解けて感触が戻ったバルボッサ最期の言葉[出典]
Fight on Isla de Muerta 37.png

キャプテン・ヘクター・バルボッサの死体

この無意味な戦いは洞窟を回って繰り広げられ、バルボッサはついにジャックとウィルを助けるため洞窟に来たエリザベスに銃を向ける。しかしバルボッサが引き金を引く前にジャックが彼の心臓に銃弾を撃ち込んだ。乗組員を倒していたウィルは最後の2枚の金貨を自分とジャックの血で清め石の櫃に落として呪いを解いた。上着を剥いだバルボッサはジャックに撃たれたところから血が出ていることに気づく。バルボッサは寒さを感じるとつぶやくと倒れて死んだ。

復活

「さあ聞こうか、俺の船はどうなったんだ?」
―ヘクター・バルボッサ[出典]

どれくらいの期間か不明であるがバルボッサの死体はイスラ・デ・ムエルタの洞窟に残されていた。やがて何らかの事情によりバルボッサはあるとき女神カリプソの化身であるブードゥー教の司祭ティア・ダルマの手で死から復活した。ジョリー・ロジャーの戦争の時期には、バルボッサは悪魔の金床と呼ばれる島に取り憑き死者しか知り得ない情報を語っていたと言われている[1]デッドマンズ・チェスト探索中にティア・ダルマの小屋を訪れたジャック・スパロウの乗組員たちはそこでバルボッサの持ち物を見つけた。ティア・ダルマがジャック・ザ・モンキーを放すとサルはすぐにバルボッサのブーツに駆け寄り乗組員たちはそのブーツに気がついた。ジャックはバルボッサの古びた黒い帽子を手にとって眺めた。

Barbossa introduced.png

ティア・ダルマの小屋において、キャプテン・バルボッサとジャック

しかしバルボッサの復活には条件があった。ティア・ダルマは人間の体という呪縛から逃れるため評議会を招集するため9人の海賊長のひとりであるバルボッサを必要としていたのであった。ジャックがクラーケンによってデイヴィ・ジョーンズの墓場に引きずり込まれると事態は困難を極めた。ジャックの生き残った乗組員たちが逃げ場を求めてティア・ダルマの小屋に戻り、彼女がバルボッサの知っている世界の果ての海について話して聞かせた後でバルボッサが初めて姿を見せ彼らを驚かせた。しかしながら一行は世界の果てに向かうための地図が必要でありそのためにまずシンガポールに向かった。

舞台裏

登場作品

脚注

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